「桜」はなぜカミングアウトしたのか?映画『カランコエの花』から考えるアウティングとの向き合い方
/違和感ポイント/短編映画『カランコエの花』の上映会に参加した後に、アウティングについて考え始めた。自分たちには遠い話に聞こえる一方、実は日常生活で起こりうる出来事でもある。筆者もLGBT当事者として、他の人にアウティングされたことが何回もある。複雑で難しい問題でありながら、私たちにできることはきっとある。 あの事件か
/違和感ポイント/短編映画『カランコエの花』の上映会に参加した後に、アウティングについて考え始めた。自分たちには遠い話に聞こえる一方、実は日常生活で起こりうる出来事でもある。筆者もLGBT当事者として、他の人にアウティングされたことが何回もある。複雑で難しい問題でありながら、私たちにできることはきっとある。 あの事件か
/違和感ポイント/2019年に高校卒業して日本に来た私にとって、「東京レインボープライド2022」は参加した初めての大規模LGBTQ+イベントだった。楽しかった三日間となった一方、問題もたくさんあると感じた。 No Rain, No Rainbow 中国で中高一貫で全寮制の学校を通っていた私にとって、2022年の4月2
/違和感ポイント/髪の毛の長さで当てはめられる「ジェンダー」。好きな髪型で、ありのままの自分で、生きていくと決めるまで。 短髪からの解放 わたしが通っていた高校は校則が厳しく、男子生徒は丸刈りに近い髪型にするという校則があった。 短い髪型が好きではなかったわたしは、親に散髪へ行かされる度に「せっかくいい感じになってるの